身体の中から髪を艶やかにするために行うべき10の習慣
髪を艶やかに保つために何か行っていますか?例えば以下のようなケア方法でしょうか?
- 入浴時にコンディショナーだけでなくヘアトリートメントを付ける
- ドライヤーをする前に、洗い流さないトリートメントを髪に付ける
- 髪が濡れたまま放置しないで、ドライヤーで乾かす
- 定期的に美容室などで髪のトリートメントを行う
いずれの方法も髪を艶やかに保つために正しいケアです。しかし、いずれの方法も対処療法であり、身体の中から髪を艶やかに保つ方法ではありません。
ではどうすれば、身体の中から髪を艶やかに保つことができるのでしょうか?
今回は、身体の中から髪を艶やかにするために行うべき10つの習慣をまとめます。注意していただきたいのが、今回挙げた10つのことを実践しても直ぐに結果として表れません。数か月以上の長期スパンで取り組んでください。
基本となる考え
身体の中から髪を艶やかに保つための基本的な考えはこちらの通りです。
筆者は「全ての病は血液の汚れにある」という考え方に賛同しています。
髪のトラブルも同様です。血液中の栄養が不十分であったり、血液中の老廃物が多くなったり、また、頭皮の血行が悪くなることで、髪の様々なトラブルを引き起こすと考えられます。
ハリコシのある艶やかな髪を保つには、血液中の汚れを取り除き、十分な栄養を髪に届けなければなりません。
1. 和食中心の食事にする
日本人には和食が最も適しています。和食を多く取ることで、ビタミン、ミネラルなどの栄養が補われるだけでなく、胃腸の負担が少なく済みます。よって血液の老廃物も抑えることができます。
積極的に取るべき食べ物はこちらの通りです。
血行を良くするための食材
ビタミンEが多く含まれる食材(いわし、モロヘイヤ、たらこ、うなぎ、煎茶の茶葉)
オメガ3系脂肪酸(青魚、シソ油、エゴマ油、亜麻仁油)
甲状腺の働きを促進するヨード
昆布、ひじき、ワカメ、もずく
髪の栄養となるコラーゲンを多く含む粘り気のある食材
納豆、オクラ、さといも、やまいも
参考となる以前の記事:髪を艶やかにする食用油とは?摂るべき油と控えるべき油
2. よく噛んで食べる
よく噛んで食べることで、満腹中枢が刺激され小食で済みます。また、よく噛むことは消化を助けるので、消化不良による老廃物が少なくなります。
3. 肉、油ものを極力避ける
肉は消化の悪い食べ物です。肉を多く食べると便がに臭うのは、消化不足により腸内環境が悪化するからです。油の中でも一般的な植物油に多く含まれるオメガ6系脂肪酸を多く取ると、善玉コレステロールが低下し、血液の流れが悪くなります。
4.朝食抜きのプチ断食をする
朝食を抜くことで16時間程度の断食となります。断食は老廃物の排せつを促進します。
参考となる以前の記事:朝食抜きのプチ断食が身体に良い10の理由、朝食抜きのプチ断食で摂るべき飲み物「4選」
5.筋肉をつける、特に腹筋
筋肉をつけることで基礎代謝力が向上します。腹筋をつけることで胃腸の働きが高まり、消化力が上がります。
6.有酸素運動をする
有酸素運動で全身の血流が促進され、脂肪が燃焼されることにより体内の老廃物の排せつが促進されます。
7.入浴は湯船に浸かる
シャワーだけでは身体の中から温まりませんが、湯船に浸かることで身体の中から温まります。身体が温まることで、血流が促進され、さらに老廃物の排せつが促進されます。
8.就寝前にリラックスタイムを作る
就寝前にリラックスすることで、副交感神経が優位になります。副交感神経が優位になると、血流が促進され、さらに老廃物の排せつが促進されます。
就寝前にはパソコンやスマートフォンの使用を控え、読書や音楽鑑賞などでリラックスしましょう。
参考となる以前の記事:自律神経を整えて心身ともに健康に
9.早寝早起きをする
夜の10時から2時までの時間は、美髪のゴールデンタイムです。この時間に良質な睡眠を取ることで、髪の成長を育むホルモンが作られます。
10.頭皮マッサージをする
頭皮マッサージで頭皮の血流が促進されます。頭皮マッサージは毎日継続することが肝心です。毎日のシャンプーに頭皮マッサージを組み入れることをお勧めします。詳しくは以前の記事([図解]マッサージシャンプーで毛穴すっきり血行促進!)をご覧ください。
筆者の経営するようなヘッドスパ専門店でヘッドスパを受けるのも大変効果的です。頭皮マッサージはもちろん、頭皮の毛穴のクレンジング、頭皮の保湿・栄養補充、髪のトリートメントも付いています。
詳しくはヘッドスパ専門店ベルシュヴーのホームページをご覧ください。
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