夜シャンプーと朝シャンプーはどちらが良いか?
シャンプーは頭皮ケアの基本です。頭皮ケアはお顔のケアと同じで、「クレンジング」、「洗う」、「保湿」、「引き締め」が基本的な流れです。この「洗う」ことがシャンプーです。
正しいシャンプーの方法については、以前の記事「[図解]マッサージシャンプーで毛穴すっきり血行促進!」をご覧ください。
今回は「シャンプーは夜にするのと朝にするのとどちらが良いのか?」についてまとめます。
シャンプーを夜にするべき3つの理由
「シャンプーは夜にするのと朝にするのとどちらが良いのか?」
結論から言うとシャンプー剤をつけてのシャンプーは夜にするべきです。
その理由は以下のとおりです。
副交感神経が優位になる夜に頭皮を清潔に保つため
自律神経は交感神経と副交感神経からなり、夜になると副交感神経が優位になります。(自律神経の詳細については過去の記事「自律神経を整えて心身ともに健康に」を参照ください。)
副交感神経が優位になると、末梢血管が緩み血流が改善され、デトックス(毒素排出)効果が高まります。デトックスは頭皮や頭皮の毛穴からも行われます。
デトックス効果が高まる夜に、頭皮や毛穴にスタイリング剤や皮脂が残っていると、デトックスが妨げられてしまいます。より効率よくデトックスするためには、夜シャンプーを行い頭皮を清潔な状態に保っておいた方が良いのです。
シャンプーによる血行促進で髪の成長ホルモン分泌が促進されるため
夜、副交感神経が優位になることにより、髪の成長ホルモンが分泌されます。特に夜の10時から深夜の2時頃までは、多くの髪の成長ホルモンが分泌されると言われています。
しかし、仕事などでストレスが多くなると夜になっても交感神経が優位のままになります。そうなると髪の成長ホルモンの分泌が減少します。
それを防ぐために、夜シャンプーを行うべきです。夜シャンプーを行うことにより、リラックスすることができます。また頭皮の血行が促進されます。リラックスや血行促進は副交感神経を優位にします。
朝は比較的時間がなくシャンプーのすすぎ残しがおこりやすいため
シャンプーで最も気を付けなければならないのは、シャンプーのすすぎ残しをなくすことです。シャンプーのすすぎ残しがあると、頭皮のトラブルを引き起こす可能性があります。
朝は比較的時間が少なく、急いでシャンプーすることが多いため、シャンプーのすすぎ残しがおこりやすくなります。
朝と夜2回のシャンプーは頭皮の乾燥を招く
朝と夜、一日2回シャンプー剤をつけてシャンプーをする人がいます。これはおすすめしません。
シャンプーは皮脂を取り除きます。シャンプーのし過ぎは必要な皮脂まで取り除き、頭皮の乾燥を招きます。
朝はシャンプー剤を付けず、湯で頭皮を洗うようにしましょう。ある程度髪が長い人は、頭皮を湯で洗った後に髪にコンディショナーを付けてケアしましょう。髪は濡れるとキューティクルが開いてしまい、ダメージを受けやすくなります。
関連記事
-
シャンプーの基礎知識「石油系界面活性剤の見分け方」
[caption id="attachment_19" align="aligncenter" wi
-
頭皮がかゆい!花粉症と頭皮の意外な関係-春に気を付けたい3つの花粉対策-
目がかゆい、鼻や喉がウズウズする、涙・鼻水が止まらない・・・ 春や
-
アミノ酸シャンプー・石油系シャンプー・ノンシリコンシャンプーのメリットとデメリットのまとめ
星の数ほど種類のあるシャンプー。 これら膨大な種類のシャンプーの中で、界面活性剤と言わ
-
夏から秋にかけては抜け毛の季節!?原因と今からできるケア方法
普段、抜け毛が気にならない人でも秋に近づくとシャンプーやブラッシングの際に いつもの倍
-
ヘッドスパ専門店が教える正しい頭皮ケア
“綺麗な髪の毛を保つには頭皮ケアから” 正しい頭皮ケアをすることによって髪のツヤが出るだけでな
-
[図解]マッサージシャンプーで毛穴すっきり血行促進!
シャンプーの仕方、間違った認識をしていませんか? 毎日行うシャンプーは頭皮や毛穴の余分な皮脂汚
-
シャンプー基礎知識「アミノ酸シャンプーの見分け方」
以前の記事でシャンプーの「石油系界面活性剤の見分け方」について述べました。 (界面活性
-
頭皮の日焼けに注意!!5月からの紫外線(UV)対策
5月を迎えると気温も急上昇し、日中は暖かく過ごしやすい気温になりました。
-
頭皮と髪にも夏バテ!?夏にこそオススメしたい2つの予防法
猛暑の夏に予防しておきたい夏バテ! 今回は、夏バテについての症状や対策、こ
-
頭皮にも化粧水習慣を!- 乾燥トラブル6つの原因と対策 –
毎日の洗顔後、お顔には化粧水や美容液等をつけて保湿しますが、入浴後の頭皮にケアを