頭皮にも化粧水習慣を!- 乾燥トラブル6つの原因と対策 –
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毎日の洗顔後、お顔には化粧水や美容液等をつけて保湿しますが、入浴後の頭皮にケアをされている方はどのくらいいるでしょう。
頭皮も身体と同じ皮膚の一部です。あなたの頭皮にはしっかりと水分が保たれているでしょうか?
頭皮の水分不足は乾燥し、様々なトラブルの原因となってしまいます。
特にカサつき・カユミ・フケなどのご相談が多く、これらの症状からニオイや抜け毛などのトラブルが起こる事もあり得ます。
健康な頭皮とは?
健康で潤いのある頭皮は、角質層と皮脂膜により保護されています。(= バリア機能といいます)
皮脂の分泌量が不足したり、シャンプーの際の洗いすぎ、爪で頭皮を傷つけてしまう等の原因によって、このバリア機能が低下してしまいます。
バリア機能が低下すると、刺激に弱く敏感になり、カラーやパーマ等の薬剤のカユミを感じたり、肌が再生する周期(= ターンオーバー) が乱れ、過剰に皮膚が剥がれフケが出たりします。
また、肌が乾燥すると、外部の刺激から守ろうと過剰に皮脂を分泌します。
肌自体は乾燥しているのに表面は妙にベタつくという場合は、オイリー肌というわけではなくインナードライの可能性があります。この状態は特に、過剰に分泌された皮脂が酸化し刺激になり、ニオイや抜け毛の原因となります。
主な原因と対策
1.洗いすぎ
フケやカユミ、ベタつきが気になると頭皮が汚れていると思いがちです。気になって1日に何度も洗ってしまったり、爪を立ててガシガシ洗ってしまうと、悪化し悪循環になります。
・シャンプーは1日1回までとし、爪を立てないよう指の腹で優しく洗いましょう。
・ お湯の温度は38℃くらいを目安として下さい。
肌寒くなると温度を上げてしまいがちですが、熱すぎると必要な皮脂まで取り去ってしまいますので、乾燥肌の方は特に注意が必要です。
2.シャンプー剤が合っていない
爽快感を求め、洗浄力の強いシャンプーを使用してしまう傾向がありますが、そのシャンプーはあなたの肌質に見合っているのでしょうか?洗浄成分が強いと皮脂を取り過ぎてしまいます。
・洗浄成分がアミノ酸系のマイルドなシャンプー剤を選ぶようにする。
3.ドライヤーの当てすぎ
高温の風を長時間当て続ければ、当たり前ですが乾燥します。とはいえ、完全な自然乾燥も髪がパサついたり雑菌が繁殖してカユミや臭いの原因になる可能性があります。
・まずはしっかりタオルドライし、ドライヤーは適度に使いましょう。
※ドライヤー後、頭皮に熱がこもっていると、それはドライヤーのかけ過ぎです。
4.紫外線
紫外線からの日焼けは一種の火傷です。顔や身体だけでなく、髪や頭皮にもダメージを与え、乾燥させてしまいます。
炎症が酷いと乾燥した後、頭皮の皮膚が剥けることもあります。
・長時間外出する際は、帽子や日傘で紫外線を防ぎましょう。
・焼けてしまったら、頭皮専用の化粧水や美容液でしっかりと保湿をし、水分を補いましょう。
5.加齢
男性は40歳前後、女性は30歳代から発汗や皮脂の分泌量が減り、セラミドなどの角質細胞間脂質も減少していき、皮膚の保護機能が衰えていくといわれています。
また、年齢と共に成長ホルモンが減り、血行も悪くなる為に新陳代謝が衰えていきます。
・マッサージで血行を促進したり、ストレッチや運動をして代謝を上げていきましょう。
6.体内の水分不足
身体そのものを潤す為に、こまめな水分補給をしましょう。
・常温のコップ1杯程度の水を、数時間おきに飲むようにすると良いです。
化粧水(ローション)の種類と使用方法
< 頭皮専用のもの >
専用に作られていますので、不快感がなく使用でき、効果が高いものが多いです。
化粧水と美容液があります。
化粧水 ・・・ 失われた角質の水分を補給する。
美容液 ・・・ 潤いを与え、肌のずみずしさを保つ働きがあります。プラスアルファの効果のものが凝縮されています。
< 全身用ローション >
頭皮にも使えるものと明記されているものを選びましょう。
顔用の化粧水や乳液は顔に使えるものなので、刺激が強すぎるということはないでしょう。
※しかし、クリームタイプは毛穴に詰まってしまう恐れがありますので、避けた方がよいでしょう。
< ホホバ油や椿油 >
人間の皮脂に近い性質を持っていますので、ベタつきも少なく皮膚の保護作用があります。
【使用方法】
いずれも製品によって使い方は異なりますが、基本的にはシャンプー後の清潔な頭皮に付け、なじませながらマッサージするとよいでしょう。
・タオルドライ後 ・・・ドライヤーの熱や風から守ってくれます
・ ドライヤー後 ・・・ 夏場は特に紫外線、冬場は特に乾いた空気から守ってくれます。
・乾燥が気になる日中・・・乾燥が気になったとき、潤いを保つことで過剰な皮脂分泌を防げます。
ご自身の生活習慣や好みに合ったお手入れを選び、潤いのある頭皮を保ちましょう!
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