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ノンシリコンシャンプーの販売戦略に踊らされてはいけない


アトピーシャンプー

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シャンプー中のシリコンを「悪もの」にする販売戦略

シャンプーの販売競争は熾烈です。シャンプー販売会社は生き残るために、あの手この手で自社のシャンプーを売ろうとしています。

数年前からシャンプーの中にシリコンが入っていない「ノンシリコンシャンプー」がブームとなりました。これは「シリコンが頭皮の毛穴を覆い、頭皮に悪影響を及ぼす」という噂が広まったからです。

この「シリコンが頭皮の毛穴を覆い、頭皮に悪影響を及ぼす」という噂は、シャンプーの販売会社が考えた販売戦略と考えられます。しかし、本当にシリコンは「悪もの」なのでしょうか?

私は大学と大学院で化学物質の安全性を研究する研究室に所属していたことから、国の研究機関で同様の研究をしている知人がいます。5年ほど前に、その知人に確認したところ、そのような報告は見当たらないとのことでした。

1年ほど前に、世界的に生活用品を展開している企業の研究者の話を伺う機会があり、その企業の研究によればシリコンが「シリコンが頭皮の毛穴を覆い、頭皮に悪影響を及ぼすことはない」と結論付けられていました。

 

日常に使う化粧品にもシリコンが含まれるという現実

シリコンは非常に安定性の高い化学物質です。日本では何十年間にわたり多くの日常品で使用されてきました。身近な化粧品では、乳液にもシリコンが配合されています。顔にも付ける乳液にシリコンが入っていることは世間では騒がれず、頭皮を洗うシャンプーにシリコンが入っていることは騒がれるとうのは不思議な話です。

 

シリコン以外にもパラベンなど「悪もの」にしてきた歴史

シリコンより以前にも、シャンプー中の成分には数々の「悪もの」がありました。

防腐剤として使用されるパラベンは、シャンプーなどの化粧品が雑菌などに繁殖を防ぐという目的があります。防腐剤は菌の繁殖を防ぐため、人体に全く悪い影響がないとは言えません。しかし、防腐剤が不十分で、雑菌が繁殖してしまったものを使用することの方が人体への悪影響は大きいのです。

パラベンは極微量で菌の繁殖を抑えることができます。パラベンについては別の機会でお話ししますが、私がお伝えしたいことは、配合されている成分リスクだけを考慮するのではなく、メリットとリスクの両方を考慮すべきということです。

「パラベンが悪い」という噂が流れれば、「パラベンフリー」をアピールした商品が溢れ、パラベンの代わりにフェノキシエタノールを使用するシャンプーが増えれば、今度は「フェノキシエタノールが悪い」という噂が流れました。

 

販売業者の戦略に踊らされてはいけない

私たち消費者は販売業者の戦略に踊らされてはいけません。シャンプーなどの化粧品に含まれる成分には、人体に対する毒性がゼロと言えないものあります。そのような成分に対して、日常使用するレベルで、ほとんど人体に影響がなくても、「毒性がある」と煽りたてる風潮があります。

私たち消費者は、今後、冷静にリスクを把握し、その成分のメリットを考慮したうえで、シャンプーなどの化粧品を使用していく必要があるのではないでしょうか。

 

※今回の記事は、増田厚がスキンケア大学で執筆したコラム「シリコンを悪ものにしたシャンプーの販売戦略」を一部加筆修正したものです。

 

 

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