海水浴に行くと髪が傷む3つの原因と対策
梅雨真っ只中ではありますが、海開きも近い季節となりました。
夏は髪と頭皮がダメージを受けやすい季節です。特に海水浴に行くと髪がバサバサになる人も多いかと思います。
なぜ海水浴に行くと髪が傷むのでしょうか?
今回の記事では、海水浴に行くと髪が傷む原因を3つあげ、海水浴から髪を守る対策をまとめます。
原因1:紫外線によるダメージ
5月から8月は紫外線量が増える季節です。海水浴は天気の良い日に行くことが多いので、必然的に浴びる紫外線量は増えます。また、海水浴場は日影が少ないため、日常よりも多くの紫外線を浴びます。例え、パラソルなどで日影を作っても、砂浜の照り返しにより紫外線を浴びてしまいます。
紫外線は髪にあたると髪に吸収されます。それにより髪のアミノ酸がダメージを受けてしまいます。また紫外線により、髪のS-S結合が切れ、酸化によってシステイン酸が生成し、髪はダメージを受けます。
紫外線の詳細については、過去の記事「紫外線が髪に与える悪影響」をご覧ください。
原因2:海水の塩分濃度
海水の塩分濃度は約3.5%です。一方、人の体液の塩分濃度は0.9%です。髪の中の水分にどの程度塩分があるかは分かりませんが、多くても0.9%ではないかと考えられます。
海水と毛髪中の水分において塩分濃度が異なるため、濃度を一定に保つ作用が働き、濃度の低い毛髪中の水分が海水に流出すると考えられています。(これについての科学的な検証結果を筆者は把握しておりません。どなたか詳しい方がいましたら、ご連絡お願いします。)
原因3:海水のミネラル
海水の塩分は塩化ナトリウム(NaCl)のみではありません。塩化マグネシウム(MgCl2)、硫酸マグネシウム(MgSO4)や硫酸カルシウム(CaSO4)なども海水に含まれます。
カルシウムやマグネシウムは髪にダメージを与えると言われています。
参考サイト:「カラーリングで髪がゴワゴワになるのは水道水中の“カルシウム”が原因!」(ライオン株式会社)
海水浴で髪のダメージを最小限にするために
海水浴に行くと髪にダメージを受けてしまいます。しかし、できる限り髪のダメージは最小限に抑えたいですね。
以下に対策方法をまとめます。
- ビーチではパラソルを用意し、帽子をかぶる
- 髪の紫外線予防スプレーを使用する
- 髪に洗い流さないトリートメントを付ける
- 髪を海水にできるだけ浸けない
- 海水浴後、できるだけ早くシャンプーをする
- 髪のトリートメントを持参し、海水浴場のシャワーで使用する
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