STOP! 頭皮のカサブタを剥がすクセ
頭皮にできたカサブタを剥がすのがクセになっている人が意外にいるようです。
何気なく頭皮に手を当ててみると、カサブタのような手触りを発見する。
それを爪で剥がすと、場合によっては大きなカサブタがペリッと取れる。
大きなカサブタが取れたことが快感となり、別の場所のカサブタを探す。あるいは、数日後に同じ場所にできたカサブタを剥がす。
カサブタを剥がすと新たなカサブタができるので、再びそれを剥がす。
このような悪循環に陥ってしまいます。酷くなるとこのクセが止まらなくなり、肩にフケが積もるように頭皮の皮脂が剥がれ落ち、清潔に見えません。
頭皮にカサブタができる原因
頭皮にカサブタができる原因はいくつかあります。
脂漏性皮膚炎
脂漏性皮膚炎の主な原因は、皮膚に常在するマラセチアというカビ(真菌)です。このカビは皮脂を好みます。免疫が低下したり皮脂が多い状況下では異常増殖し、次のような悪循環に陥ってしまいます。
免疫の低下+皮脂の過剰分泌 ⇒ マラセチア菌の増殖 ⇒ 皮膚の炎症 ⇒ 皮膚が剥がれ落ちる ⇒ 皮膚の過剰分泌
皮膚が炎症すると、体内のメカニズムで炎症を抑えようとします。その結果、その人の体質や体調にもよりますが、皮膚がバサバサになって剥がれ落ちる場合があります。また、皮膚が剥がれ落ちる症状ではなく、ジュクジュクになり炎症が酷くなる人もいます。
詳しくは過去の記事、「その頭皮、脂漏性皮膚炎の疑いあり!早めの対策がカギ」をご覧ください。
菌による感染
マラセチア菌以外にも、黄色ブドウ球菌や水虫の原因である白癬菌が感染して、頭皮に炎症を起こしている場合があります。
シャンプーが頭皮に合っていない
刺激の強いシャンプーを使っていると、必要な頭皮の皮脂まで取り除いてしまい、頭皮が乾燥する場合があります。乾燥が酷くなると頭皮に炎症がおこったり、カサブタができたりします。
日常生活で気を付けること
頭皮のカサブタを剥がさない
頭皮のカサブタが剥がれると快感に思ったり、達成感を感んじたりするので、クセになってしまいます。
クセにならないようにするため、頭皮のカサブタを剥がすのは辞めましょう。
しかし、クセは中々なおらないもの。頭皮にカサブタがあるのを知ってしまうと、剥がしたいという欲求が出てしまいます。そうならないためにも、頭皮に手をあてることから辞めるようにしましょう。
免疫力を上げる
マラセチア菌などの菌は体内の免疫力が低下すると、繁殖力が強まります。
免疫力を低下させないためにも、以下を心がけましょう。
- 健康的な食事を取る(脂っこいものやお酒の取り過ぎは控える)
- 良質な睡眠を取る(睡眠時間が短い人でも、規則正しい睡眠を取る)
- 適度な運動をする
- ストレスを溜めない
現代のストレス社会においてストレスを受けないことはないかもしれません。しかし、できる限りストレスを溜めこまないように心がけましょう。
ストレスに関しては、以下の過去の記事をご覧ください。
「自律神経を整えて心身ともに健康に」
「爪モミマッサージで自律神経を整えストレスを解消」
「ストレスは脳の疲労!ストレス解消にヘッドスパ」
頭皮のカサブタが気になったら病院(皮膚科)に
「頭皮のカサブタが一週間ぐらい治らない」など、気になるようであれば、病院(皮膚科)に行くことをお勧めします。
脂漏性皮膚炎の疑いもありますし、菌が繁殖している可能性もあります。
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Comment
私はすごくこの症状に悩まされています。中二女子です。小四よころに頭を机に向かって掻くと白いのが出てきて快感でやめられなくなって、それから小六ごろまで続けてて、友達に「ふけでてるよ」といわれて汚いものだとしりました。しかし、中学入ったら頭の瘡蓋をとるように変わっていき、今では暇さえあればさわっています。触らないように心がけたいと思います。ありがとうございます。
池田様、コメントありがとうございます。ついついクセになりがちですが、できるだけ触らないように心がけましょう!