男女で異なる!薄毛につながるヘアサイクルの乱れ
薄毛の原因の一つにヘアサイクルの乱れが挙げられます。薄毛につながるヘアサイクルの乱れは男女で異なります。
今回の記事では、通常のヘアサイクルを説明し、薄毛につながるヘアサイクルの乱れを男女別に説明します。
通常のヘアサイクル
通常ヘアサイクルはこちらの通りです。
「成長期」⇒「退行期」⇒「休止期」⇒「発生期」
成長期
この時期は毛母細胞の働きが活発であり、髪が成長する期間です。成長期の期間は男性で3~5年、女性で4~6年と言われています。
髪全体の中で、成長期の髪が占める割合は85~90%です。今ある自分の髪の大部分は成長期であると言えます。
退行期
成長期が終わりになると退行期に移ります。退行期には毛母細胞の働きが低下し、髪の成長が衰えます。退行期の期間は2~3週間と言われています。
髪全体の中で、退行期の髪が占める割合は1%程度です。
休止期
この時期は毛母細胞の働きが停止し、髪の成長が止まっている期間です。休止期の期間は2~3ヵ月と言われています。
髪全体の中で、休止期の髪が占める割合は10~20%です。
発生期
髪は2~3ヵ月の休止期を経て発生期に移ります。この発生期には再び毛母細胞が活動を始めて、新しい髪を再生させます。また休止期に残っていた髪は押し出されるようにして抜け落ちます。
薄毛につながるヘアサイクルの乱れ
男性の場合
男性の薄毛の場合、ヘアサイクルの「成長期」に乱れが生じます。
通常、この時期は毛母細胞の働きが活発になり髪が成長するのですが、男性の薄毛の場合髪が十分に育たなく、少し成長しては抜けてしまうのです。いわゆる「うぶ毛」の段階で成長が止まってしまうのです。
女性の場合
女性の薄毛の場合、ヘアサイクルの「休止期」に乱れが生じます。「休止期」が長くなり新しい髪が生えてこないのが特徴です。
まとめ
- 髪の発育には「成長期」⇒「退行期」⇒「休止期」⇒「発生期」のヘアサイクルがある。
- 「成長期」は男性で3~5年、女性で4~6年と長く、髪全体の85~90%を占める。
- 男性の薄毛は「髪が育たない」という特徴があり、女性の薄毛は「髪が生えてこない」という特徴がある。
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