頭皮が炎症をおこす4つの原因
以前の記事で「頭皮が炎症をおこすメカニズム」について記載しました。
今回の記事では頭皮が炎症を起こす原因についてお話しします。
頭皮の炎症は次の4つに大別することができます。
接触皮膚炎
頭皮が刺激物に接することにより起こる炎症です。シャンプーやトリートメントのすすぎ残し、カラーやパーマの薬剤などが原因としてあげられます。
脂漏性皮膚炎
脂漏性皮膚炎の主な原因は、皮膚に常在するマラセチアというカビ(真菌)です。このカビは皮脂を好みます。免疫が低下したり皮脂が多い状況下では異常増殖し、次のような悪循環に陥ってしまいます。
免疫の低下+皮脂の過剰分泌 ⇒ マラセチア菌の増殖 ⇒ 皮膚の炎症 ⇒ 皮膚が剥がれ落ちる ⇒ 皮膚の過剰分泌
脂漏性皮膚炎は主にマラセチア菌が原因ですが、頭皮にはそれ以外にも菌がいます。マラセチア菌以外の菌が増殖して炎症する場合もあります。
アトピー性皮膚炎
ウィキペディアによると、「アトピー性皮膚炎とは、アレルギー反応と関連があるもののうち皮膚の炎症(湿疹など)を伴うもので過敏症の一種。」とあります。
アトピー性皮膚炎は体質に依存する部分も多いため、慢性的に炎症が継続する傾向があります。
環境由来による皮膚炎
光、温度、湿気などの環境的な要素が原因となって発症する皮膚炎です。例えば、紫外線による炎症や、寒冷により頭皮の乾燥による炎症などがあります。
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