化粧品に含まれる化学物質のリスク評価
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化粧品の安全性
化学物質のリスク評価は掛け算
化学物質の人体へのリスク評価は、以下のような掛け算の式で表されます。
人体への影響=[A]化学物質の毒性×[B]曝露量
ここで最も着目すべきことは、リスク評価は[A]化学物質の毒性だけでないことです。人体への[B]曝露量も考慮しなければなりません。
曝露量とは簡単に言うと摂取量です。その化学物質をどの程度体内に取り入れているかが、リスク評価で大切となります。
しかしながら、化学物質の毒性のみを考慮して、「この化学物質は危険だ」と評価するケースが多いのが残念でなりません。
化粧品は皮膚から摂取するが・・・
食品の場合は口から摂取する(経口)しますが、化粧品の場合は通常皮膚から摂取(経皮)します。化粧品は食品に比べて格段に体内への摂取量が小さいです。
しかし、目や口などに化粧品が入ると、皮膚から摂取する量の何倍もの量を摂取していまうので、注意が必要です
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