その頭皮、脂漏性皮膚炎の疑いあり!早めの対策がカギ
脂漏性皮膚炎の症状
次のような症状が見られたら頭皮が脂漏性皮膚炎である可能性があります。
- 頭がかゆみが酷い
- フケの量が多い
- 頭皮が脂っぽい
- 髪をさわるとベタツク
- 頭皮が赤い
- 頭皮が荒れてカサツク
- 頭皮の臭いが気になる
- 髪が薄くなってきた
脂漏性皮膚炎というと脂性の人だけがなるものと勘違いしやすいですが、そうではありません。
脂漏性皮膚炎の症状として、カサカサの乾燥気味のフケが出る場合もありますし、頭皮がバサバサに乾燥して荒れる場合もあります。
脂漏性皮膚炎になると、皮脂分泌のバランスが崩れ、ベタツキと乾燥して皮膚が剥がれるのが繰り返される場合もあります。皮脂が過剰に分泌され酸化されると、頭皮の臭いの原因にもつながります。また脂漏性皮膚炎は髪の脱毛を併発する場合があります。
脂漏性皮膚炎の初期症状を放っておくと、治りにくくなったり、脱毛につながる可能性があるので、早めの対策が必要です。
脂漏性皮膚炎の可能性がある場合、皮膚科に行くことをおすすめします。しかし、何の知識もなく皮膚科に行くと、ステロイドの塗り薬を出されるだけという場合もあります。
まずは脂漏性皮膚炎について、知識を身につけましょう。
※脂漏性皮膚炎は頭皮だけでなく顔にも症状が出る場合があります。
脂漏性皮膚炎の原因
脂漏性皮膚炎の主な原因は、皮膚に常在するマラセチアというカビ(真菌)です。このカビは皮脂を好みます。免疫が低下したり皮脂が多い状況下では異常増殖し、次のような悪循環に陥ってしまいます。
免疫の低下+皮脂の過剰分泌 ⇒ マラセチア菌の増殖 ⇒ 皮膚の炎症 ⇒ 皮膚が剥がれ落ちる ⇒ 皮膚の過剰分泌
皮膚が炎症すると、体内のメカニズムで炎症を抑えようとします。その結果、その人の体質や体調にもよりますが、皮膚がバサバサになって剥がれ落ちる場合があります。また、皮膚が剥がれ落ちる症状ではなく、ジュクジュクになり炎症が酷くなる人もいます。
脂漏性皮膚炎の通院で注意すべきこと
脂漏性皮膚炎の酷い症状の方はもちろん、最初に述べた軽めの症状であっても、皮膚科で受診することをおすすめします。しかし、皮膚科によっては、炎症を抑えるホルモン剤であるステロイドの塗り薬を出されて終わりというところもあります。
ステロイドの塗り薬を付けると、数日で急激に良くなることが多いです。しかし、ステロイドは対処療法でしかありません。間違ったタイミングでステロイドをやめてしまうと、すぐにもとの症状が表れてしまいます。
また免疫の低下や根本的な生活習慣を改善しなければ、ステロイドを塗り続けなくてはならなくなってしまいます。
私は「ステロイドは麻薬みたいなもの」と考えています。
ステロイドでの治療を否定はしませんが、根本的な生活習慣や体質の改善をする必要があるのではないでしょうか。
自宅でのケアで脂漏性皮膚炎を予防
脂漏性皮膚炎を予防する方法を紹介します。
- 和食中心で脂っこいものは避ける
- お酒、煙草を控える
- 十分な睡眠を取る
- シャワーで済ませないで、湯船につかる
- 洗顔は低刺激なものを使いゴシゴシ洗わない
- シャンプーは低刺激なものを使い、爪を立てない
特に食事には気を付けましょう。脂っこい物を取り過ぎると、体内で脂を排泄しようと言う働きが増します。和食は脂が比較的少ないので、おすすめです。日本人には和食が一番です。
洗顔やシャンプーは低刺激なものを使いましょう。決して高価なものが良いわけではありませんが、シャンプーはアミノ酸系のものがおすすめです。
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