爪モミマッサージで自律神経を整えストレスを解消
自律神経は、自分の意志や意識で働かせることのできない神経です。内臓や血管、瞳孔、汗腺などの働きは、意識してコントロールすることはできません。食べ物の消化、体温の調節、心臓の動き、血圧、など生命を維持するうえで重要な体の機能をコントロールしているのが、自律神経なのです。
ストレスにより交感神経が優位に
自律神経には交感神経と副交感神経があります。
仕事などでストレスが過多になると、一般的に交感神経が優位になります。夜になると通常、副交感神経が優位になりますが、交感神経が優位のままになり、寝つきが悪いなどの症状がでてしまいます。
その他に交感神経が優位な場合の症状として、内臓に送られる血液の減少により消化不良、活性酸素の排出、末梢神経の収縮による血流の悪化などがあげられます。
自律神経の詳細は過去の記事「自律神経を整えて心身ともに健康に」をご覧ください。
爪モミマッサージで副交感神経を優位に
爪モミマッサージで、交感神経優位に偏った自律神経を副交感神経優位にすることができます。
爪モミマッサージする指と爪の場所は?
爪モミマッサージをする指は①親指、②人差し指、③中指、④小指の4本です。薬指は交感神経を優位にするので、通常爪モミマッサージは行いません。
爪モミマッサージする場所は、上の図で赤色に示したように爪の付け根です。
爪モミマッサージの方法と回数は?
爪モミマッサージの方法は、揉む方の手の親指と人差し指(中指でも可)で、揉まれる方の指の爪の根元を挟むようにして押さえます。
各指10秒から20秒ぐらいが目安です。1日3回程度行いましょう。入浴時や睡眠前に行うとより効果的です。
指別爪モミマッサージの効果
各指で爪モミマッサージの効果が異なります。自分の症状に該当する指の爪モミは、少し時間を多くすると良いでしょう。
親指
アトピー、ぜんそく、円形脱毛症、リウマチなど
人差し指
胃、腸、消化器潰瘍、腰痛など
中指
耳鳴り、難聴など
小指
脳梗塞、腎臓病、不眠症、うつ病、自律神経失調症、不安神経症、疲れ目、糖尿病、物忘れ、子宮内膜症、肝炎、更年期障害、動悸、肩こりなど
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